メガネがずり落ちる理由と、バリ島でずれないフレームの選び方
バリ島では、暑さ、湿気、スクーターの移動が重なり、選び方を誤ったフレームは数分でずり落ちます。その理由と、きちんと止まるメガネの選び方をお伝えします。
午前11時、日差しは高く、チャングーへ向かって走っているか、通りを歩いているだけ。それなのにメガネは、もう鼻先へゆっくり下り始めています。気のせいではありません。熱帯の気候では、ほかの土地ではしっかり止まっていたフレームが、数週間で不安定になります。原因は、多くの方が思うところ、つまり鼻や耳の形ではありません。決まるのは3つの点です。フレームの重さ、当たり方、そして素材です。この3点が分かると、メガネ選びは大きく変わります。バリ島に住んでいる方、旅行で訪れる方はとくにそうです。
- 汗と暑さで鼻の皮膚はすべりやすくなります。軽いフレームのほうが、重いフレームよりずっとよく補えます。
- 暑さでいちばんずれるのは、厚いアセテートと一部の一般的なメタルです。チタンと薄いアセテートは、はるかによく止まります。
- 鼻パッドをきちんと調整すれば、フレームを替えずに解決することがよくあります。眼鏡技術者の調整は5分です。
- この気候に合わせて選んだフレームなら、鼻の赤い跡や、圧のかたよりによる頭痛も避けられます。
メガネがずり落ちる本当の理由
ずり落ちるのは、偶然ではほとんどありませんし、仕方のないことでもありません。バリ島のような気候では、3つの仕組みが重なります。ひとつ目は汗です。わずかで目に見えない汗でも、皮膚と鼻パッドのかかりを弱めます。濡れた手ではつるつるした物をつかみにくいのと同じです。ふたつ目は熱です。熱は安価なプラスチックだけでなく、アセテートも少し柔らかくします。眼鏡技術者がフィッティングのときに、熱を使う道具でフレームの形を直せるのは、この性質があるからです。同じ柔らかさが、強い日差しの下や、暑いバッグや車の中に何時間も置いたあとでは、調整したとおりの形から鼻パッドやテンプルをずらしてしまいます。バリ島のような気候で定期的な点検がより大切なのは、まさにそのためです。3つ目は、温帯の気候に合わせて設計されたフレームが、この環境に合わせて調整されていないことです。暑さで顔の組織がわずかにむくむため、テンプルの幅と顔の幅の関係も変わります。どちらにしても結果は同じです。フレームがずり落ち、5分ごとに押し上げ、不快感が居座ります。
まず疑うべきは重さ
素材の話に入る前に、ずり落ちの理由はフレーム全体の重さにあることが多いです。重いフレームは、その重さを2つの小さな接点、鼻の上と耳の後ろに集めます。フレームが重いほど下向きの圧が強くなり、一日のうちに下がりやすくなります。皮膚が少し湿ってくれば、なおさらです。細身のアセテートやチタンの軽いフレームは、その接点にかかる圧がずっと少なく、意識しなくても長く止まっています。数時間掛ければ、はっきり違いが分かります。屋外ではとくにそうです。
鼻パッドとブリッジ。すべてを変える細部
同じ重さの2本でも、動き方はまったく違うことがあります。理由は鼻パッドにあることが多いです。アセテートに直接成形されたパッドは調整できません。形は固定で、ひとつの鼻の形に合うだけです。メタルや、アセテートとメタルを組み合わせたフレームに多い調整式のシリコンパッドなら、専門家が数分で幅を狭めたり広げたり、角度を変えたりできます。複雑な道具もいりません。ずり落ちるフレームには、買い替えを考えるずっと前に、いちばん早くていちばん安い対処であることが多いです。
10回のうち9回は、ずり落ちるフレームに買い替えは必要ありません。5分の調整で足ります。
熱帯の気候に向くフレームの選び方
バリ島で、あるいはバリ島で使うために新しい一本を買うなら、いくつかの簡単な目安で最初から問題を避けられます。厚くて重いアセテートより、細身のアセテートを選びます。表情はそのままに、重さははっきり下がります。チタンは値は張りますが、軽さと、海による腐食への強さでは今も基準です。ブリッジの形も見てください。幅の広いブリッジは、重さを一点に集める細いブリッジより、圧をよく分散します。これはアセテートとメタルを選ぶときの目安と同じで、ここではもうひとつ条件が加わります。毎日の暑さと湿気に耐えることです。
毎日の習慣でできること
最後に、いくつかの簡単な習慣で、よく選んだフレームの止まりは長持ちします。使わないあいだにメガネを額へ上げるのは避けてください。この動きでテンプルは少しずつ広がり、合わせた状態が崩れます。鼻パッドは水でこまめに洗ってください。乾いた汗や日焼け止めは膜になって残り、ずれをひどくします。車のダッシュボードやスクーターのシートに、直射日光の下でメガネを置かないでください。そこの熱は屋外よりはるかに強く、パッドの傷みを速めます。6か月から12か月に一度、眼鏡技術者に点検してもらえば、フレームはきちんと合った状態を保てます。
ずり落ちるフレームは、仕方のないことではほとんどありません。耳を傾ける価値のあるサインです。簡単な調整で済むこともあれば、素材を見直すこともあります。店舗では眼鏡技術者が鼻パッドを無料で調整し、バリ島の気候にいちばん合うフレームをご案内します。